【2025年最新版】Uber Eats・Wolt・出前館・menuを徹底比較!配達員が知るべき違いとおすすめ

2025年8月現在、全国でよく使われているフードデリバリーアプリといえば
Uber Eats・Wolt・出前館・menu の4社です。

「これから配達を始めてみたい」
「今やってるけど、別のアプリに切り替えたほうがいいのかな?」

そう思っている方に向けて、配達員にとって気になるポイント『 報酬の仕組み・サポート体制・配達の特徴』 を比較しました。

結論から言うと、
👉 どのアプリも一長一短があるので、自分のエリアやスタイルに合うものを選ぶのがベスト です。

私は普段、札幌で配達しています。
そのため記事の中には「札幌ならでは」の体験も出てきますが、できるだけ全国の配達員さんにも共通するポイントをまとめました。

もし「自分の地域とは少し違うな」と感じたら、その部分は参考程度に読んでもらえるとうれしいです。

締め日と振込日

まず気になるのは「いつお金が振り込まれるのか」。
フードデリバリーは個人事業としての働き方になるので、事業を安定させるうえで大事なポイントになります。

  • Uber Eats:日曜 締め / 火曜 振込
  • Wolt:15日締め / 25日振込、月末締め / 翌月10日振込
  • 出前館:15日締め / 22日頃 振込、月末締め / 翌月7日頃 振込(=締め日の5営業日後に振込)
  • menu:即時出金(銀行振込は手数料300円/auPayへの入金は無料)、未申請は60日後に自動振込

👉 menu以外は銀行振込手数料は無料 です。

ここで大事なポイント

「振込日=報酬を受け取る日」ではないんです。

たとえば 現金払い の注文を受けた場合、
お客さまから預かったお金がそのまま報酬の一部になります。

そのため振込日には「残りの差額だけ」が入金されることが多く、
実際にはすでに手元に報酬の大部分がある、というケースが一般的です。

逆に、まれですが「預かった現金の方が多かった」場合は、
Uber Eats や Wolt、出前館に クレジットカードなどで返金 する必要が出ることもあります。

※現金払いの注文を拒否している場合などを除く

1配達あたりの平均報酬

次にリアルに「1件あたりいくら稼げるのか?」を書きます。
2025年の実際の札幌での稼働データをもとに、チップ込み/チップ抜き の平均報酬をまとめました。
(金額が大きい方がチップ込みです)
※ 出前館はチップ機能がないため、チップなしの数値のみです。

  • Uber Eats: 533円 / 527円
  • Wolt: 555円 / 547円
  • 出前館: 537円
  • menu: 535円 / 521円

👉配達距離は考慮していませんが、合計6,269件の配達データから算出しています。
これだけの件数になると、たまたま高い注文や安い注文が続いても、その影響が小さくなり、かなり実態に近い平均値になっていると考えています。

各社の最低報酬

最低報酬とは、どんなに短い距離でも必ずもらえる金額のことです。
「1件あたり、この金額以下にはならない」という基準なので、オファーを受けるときの目安になります。

  • Uber Eats:320円
  • Wolt:300円
  • 出前館:423円(実績ベースの最低)
  • menu:330円(ランクにより変動、私の場合は396円まで上昇)

👉 ちょっと補足すると…
Uber Eatsには「クエスト」という追加ボーナスがあり、1件につき60円〜160円ほど上乗せされます。
そのため、実際に稼働していると 380円〜480円くらいが最低報酬に近い金額になります。

また、menuはランク制を導入していて、ランクが上がると最低報酬もアップします。
最高ランクまで上げると、561円まで最低報酬が増える仕組みです。

調整金の有無

料理ができるまで「お店で待たされた時間」などを補填してくれるのが調整金です。

  • Uber Eats:なし(以前はあったという情報も)
  • Wolt:あり
  • 出前館:なし
  • menu:なし

👉Uber Eatsについては、調整金があった/なかった両方の情報が入り混じっています。
報酬体系が完全に公開されていないため、2025年現在は「基本的に調整金はない」と考えておいた方が安心です。

Woltは「調整金制度あり」と公表されています。ただし「必ずもらえる」わけではなく、お店での待ち時間の一部など条件があります。

出前館やmenuには調整金はありません。ただ、実際に配達していると「これは集荷に手間がかかりそうだな」という案件は、オファーの金額が少し高めに設定されているように感じることがあります。

チップの有無

  • Uber Eats:あり
  • Wolt:あり(「応援金」という名前ですが、チップと同じような仕組みです)
  • 出前館:なし
  • menu:あり

👉 出前館にはチップ機能がありません。
menuはちょっと特殊で、オファー画面に「このくらいチップが入る予定金額」が表示されます。
しかし実際にもらえる金額は配達後に決まります。
そのため、お客さまが満足しなかった場合は、金額が減ることもあるので、「必ず入る」とは限らない仕組みになっています。

ブースト・クエスト

  • Uber Eats:クエスト(常時あり)
  • Wolt:ブースト(主に雨の日や人手不足のとき)
  • 出前館:ブースト(日曜や雨の日が多い)
  • menu:ブースト+ランクボーナス

👉 Uber Eatsは「クエスト」という名前で、一定件数を配達すると追加報酬がもらえます。ほぼ毎週設定されていて、「クエストがある前提」で報酬を組み立てている印象です。
Wolt出前館は、主に雨の日や人手不足のときにブースト(追加報酬)がついていることを確認できます。
menuはランク制によるボーナスに加えてブーストがあります。

配達スタイルの違い

現金払いの有無

  • Uber Eats:あり(設定でオフ可能)
  • Wolt:あり(オフ不可・オファー画面で確認)
  • 出前館:あり(設定でオフ可能)
  • menu:なし(完全キャッシュレス)

👉 Woltは現金払いを設定で切れないのが特徴です。現金配達をしたくない方はオファー画面で確認して、受けるかどうか判断する必要があります。

注文量(空き時間)

  • Uber Eats:ほぼ常時注文あり
  • Wolt/出前館:時間帯によって波あり
  • menu:ランチ・ディナー以外はほぼ鳴らない

👉 札幌の実感としては、menuは昼と夕方以外ほとんど鳴らないことが多いです。逆にUber Eatsは深夜でも鳴るので、時間を選ばず稼働しやすいです。

配達距離

  • Uber Eats/Wolt:10km以上の長距離オファーあり
  • 出前館/menu:基本的に短距離が中心

👉 Uber EatsとWoltは「都市部から郊外へ」の長距離配達が多い印象です。

配達量(荷物の重さ)

配達で意外と気になるのが「どれくらい重い荷物を運ぶことになるか」です。
アプリによって傾向が違うので、私の実体験をもとに整理してみます。

Uber Eats

  • 水のケース(2リットル×6本)を3ケース=約36kg 運んだことがあります。
  • 飲料系やまとめ買い注文が入ると、重めの配達になることがあります。

Wolt

  • 一番重かったのは 水8ケース=約96kg!
  • 頻度もUber Eatsより多めで、「飲料まとめ買い」の案件がわりと来る印象です。
  • Woltは「応援を呼ぶ」機能があり、重すぎる場合は複数人で配達できる仕組みがあります。

出前館

  • 基本的に飲食店メインなので、10kg未満の配達がほとんど。
  • まれにスーパーやコンビニ案件で飲料品が多と、20㎏前後になることがあります。

menu

  • 出前館と同じく飲食メイン。
  • 重くても10kg程度で、困るような案件はほとんどありません。

👉 まとめると…

  • 重い荷物が多いWolt
  • はたまに重いものが来る→Uber Eats
  • 基本的に軽め→出前館・menu

特に Woltのドラッグストアやスーパー案件は注意が必要です。
「応援を呼ぶ」機能を使うと安全ですが、サポートへのチャット対応で時間がかかるため、効率は下がる傾向があります。

不在時の対応

配達していると、まれに 「インターホンに出ない」「住所が違っていた」 という場面に出くわすことがあります。
実際のところ、最近は 1000件に1回あるかないか くらいまで減ってきました。
それでも一度発生すると、どうしても時間を取られてしまいます。

ここでは、アプリごとの対応の違いをまとめました。

アプリごとの対応の違い

  • Uber Eats/出前館
    アプリ内で 「不在待機」 を開始でき、10分ちょっと経過後にそのまま終了操作が可能。
    基本的にはサポートに連絡しなくても進められるので、スムーズに処理できます。
  • Wolt/menu
    サポートにチャットで連絡し、指示を受ける流れ になります。
    その分少し手間はかかりますが、「未配達クレーム」などの責任を回避できる安心感があります。

👉 配達員目線で言えば、
・効率重視なら Uber Eats・出前館(自己判断で終了できる)
・安心重視なら Wolt・menu(サポート判断なので責任リスクが減る)
という違いがあります。

サポート体制

  • Uber Eats:AIチャット→有人チャット
  • Wolt:AIチャット→有人チャット
  • 出前館:電話 or 有人チャット
  • menu:有人チャット

👉 基本的にはどのアプリも チャットサポート が中心です。
ただ、文字だけのやりとりだと「思ったことがうまく伝わらない」「状況を説明しにくい」と感じることもあります。

その点、出前館は電話サポートも選べる ので、複雑なトラブルや急ぎの対応では「直接話せて早く解決できた」と感じる場面が多いです。

配達4社 比較一覧(スマホは横スクロール)

スマホは横にスクロールできます(札幌・軽自動車の実体験ベース/時期・エリアで変動あり)

項目 Uber Eats Wolt 出前館 menu
締め日 日曜締め 15日/31日 15日/31日 (実質)60日以内申請
振込日 火曜 25日/翌月10日 22日頃/翌月7日頃(各5営業日後) 即時出金可(振込手数料300円/au PAY無料)
1配達あたり平均 533.2円 546.3円 536.5円 534.2円
最低報酬 320円 300円 423円(確認最小) 330円(ランクで変動)
調整金 なし あり なし なし
チップ あり あり(応援金) なし あり
ブースト クエスト常時 ブースト ブースト ブースト/ランクボーナス
現金払い配達 あり(切替可) あり(切替不可) あり(切替可) なし
注文量(空き時間) 空き時間ほぼなし 適度にあり 適度にあり 大きくあり
配達距離の傾向 中〜長距離も多い 中〜長距離あり 長距離は少なめ 長距離は少なめ
配達量(重さ) 重い商品あり 重い商品頻度高め(応援依頼あり) 重い商品は少なめ 重い商品は少なめ
不在時の基本対応 アプリで不在待機→時間後終了 サポート連絡・判断 アプリで不在待機→時間後終了 サポート連絡・判断
サポート体制 AI→有人チャット AI→有人チャット 電話/チャット チャット

※ 札幌の実体験に基づく数値・所感です。
仕様・金額・振込サイクルはエリア/時期/キャンペーンで変わることがあります。

まとめ:全国共通+札幌実体験から言えること

  • 全国共通で意識したいこと
    • オファーを受けるときは、金額だけでなく「リスク・待機時間・距離」も含めて考えるのが安心です。
    • 現金払いは「受け渡しミス」や「清算忘れのペナルティ」につながることがあるので、オフにしておくのも一つの選択です。
    • 「お店での待機時間がストレス…」という方は、待機時間も報酬がもらえるWoltを選ぶと気持ちが楽になります。
  • 札幌で特に感じたこと
    • 1件あたりの報酬は、どのアプリでも大きな差はないと実感しています。
    • 中央区やすすきのは注文が多く稼ぎやすい反面、トラブルが増える可能性も高いです。
    • 長距離配達が苦手な人は、出前館やmenuの方が相性が良いと思います。
    • 重い荷物が苦手な人は、Woltを避けたほうが安心です(特にスーパー系は要注意)。

👉結論としては、「全部やる」よりも、自分の稼働エリアやスタイルに合ったアプリを選ぶことが大事です。
全国どこでも共通する視点に加えて、地域ならではの特徴を理解しておくことで、安定して稼げる働き方につながります。

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